"生ウチナーグチ"集めよう
「はいさい!」 「めんそーれ」 

うちなーぐち(沖縄方言)は全国でも知られるようになりましたが、実際に地元の人たちが使っているウチナーグチはまだまだ知られていないものがたくさんあります。また、地域によって微妙に違っているので、同じウチナンチュでも知らない事があったりします。

モバイルアプリ「沖縄方言 音ブック」ではそんなうちなーぐちを「楽しむ事」を目的に集める事にしました。
”生音声”でリアルに
制作にあたり「生のウチナーグチ」も聴けたら面白そうだね、という話になりました。でも、誰が?、どこで?、例文は?等、文字情報の数だけ用意しなくてはいけないので、一気にハードルが上がる事になります。でも「楽しそう!」という思いが強く、生音声も収録することにしました。

音ブックには単語と、使用例をそれぞれ、音声で聴くこともできます。もしかしたら、「あれ?うちとイントネーションが違う?」という新しい気付きがあるかもしれませんね。
”生表情”でもっとリアルに
使用例の音声を再生するときに、もっと面白くできないか、という話から「音声に合せて表情をつける」というアイデアが生まれました。これもまたハードルをあげてしまうことになるのですが、音プラス絵でどんな事が起きるのかというワクワクが勝って、実行する事に。

現役の芸人さんからご協力を得え、素材を提供して下さいました。

これでこのアプリの基本的な形が出来上がりました。更に身体のアクションを追加して楽しさが倍増しました。
偶然生まれたキャラ達も
単語ごとにイメージ画像を付ける。この作業は制作当初からあったのですが、これが後半になって少しずつ制作陣を苦しめます。なにせ予算が無いので、イメージに合った(無料で使える)画像がなかなか見つけられなかったのです。

3D「仲村渠(なかんだかり)兄弟」が誕生したのは、そんな試行錯誤の中でした。1度は却下した案でしたが、イメージしたポーズをしてくれるのと、クオリティをキープできるので、採用となりました。